親御さん向け

【教育の結論♯3】子どもに期待すれば学力が伸びる「ピグマリオン効果」は本当か?

【教育の結論】第三回目です。今回はピグマリオン効果について書いていきたいと思います。

子どもに期待すれば本当にその子は成績が良くなるのか?

教育関係の人なら誰もが知っているピグマリオン効果。

有名なんですけど、ピグマリオン効果が発表されたのは1968年で、約50年も前の理論なんですな。

新しい理論が毎年何万も姿を消す科学界において昔の理論を疑いもなく学ぶのはいかがなものかと思うのですよ。

そんな中見ていきたいのが2002年に行われた、学習者を分類した研究79本をまとめたメタ分析。

肝心の結果はといいますと、

  • 先生が子どもに期待すると学力は伸びる(効果量0.61)

 

つまり、その子を受け持つ前に「この子は勉強できますよ!」と知らされると、その子の学力は伸びます。

逆に、「この子は学習困難児なんですよ」や、「この子は勉強が嫌いなので学力が低いんですよ…」と言われ、その子への期待度を下げてしまうと、学力は伸びないそうな。

勉強ができない子はさらにできなくなる負のループです。ってなわけで、ピグマリオン効果は実際に効果がある!といえます。

ただ、能力は努力次第で身に付きますし、教える前から子ども達を分類するのはどうかと思いますが…

なぜ期待すると子どもの学力が変わるのか?

期待すれば子供の学力が伸びる!なんて世の中は単純な仕組みでは動いておりません。

だとしたら、期待さえすればどんな子供も学力が伸びるはずです。

ここではピグマリオン効果の仕組みを少し深掘りしていきたいと思います。

まず見ていきたいのが2002年に行われた研究です。この研究でわかったことは、

  • 子どもは教室での扱いの違いが期待の違いによるものである事を認知していた!
  • 期待している子へ、先生がどれだけ特別扱いしているかを正確に把握している!

 

子どもたちは敏感で扱いの違いを正確に理解しているんですね。このことを踏まえてピグマリオン効果の仕組みをざっくり説明すると、

  1. 先生がある子へ期待する
  2. 期待しているが故に他の子と扱いが多少なりとも変わってしまう
  3. 他の子は扱いの違いをハッキリと理解
  4. 自分は先生から期待されていない事がわかり、やる気がなくなる

まとめ

 

教育に応用すると?

①子どもに期待すると学力が伸びる事(ピグマリオン効果)はハッキリと見られる。しかも効果はそこそこ高め。

 

②先生の振る舞いから、期待されていない子は自分が期待されていないと正確に理解してしまう。

 

③勉強が苦手な子が期待されていないと感じると、さらに学力が下がってしまうので、態度は子どもによって変えないのが理想。

自分では態度の変化に気がつけないので、子ども達に聞いてみるのもあり。

Ex「先生が誰かの事をひいきしてると思ったことある?」

能力は伸ばせますし、何もしていないのに子ども達を分類するのはどうかと思いますがね。

ピグマリオン効果は強力な分細心の注意を払っておきたいところです。

 

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・Fuchs,D.,Fuchs,L.S.,Mathews,P.G.,Linsey,M.W.,&Roberts,P.(2002).Is“learning disabilities ”just a fancy term for low achievement? A meta-analysis of reading difference between low achievers with and without the label.

・Weinstein,R.S.(2002). Reading higher: The power of expectations in schooling.

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