親御さん向け

女の子を科学好きにする方法

理系に女性が少ないのは事実です。

平成28年度の旺文社 教育情報センターのデータによると、理系女子は増えているものの、割合としては50%を切っております。工学に至っては、割合が10%なんですって。

あらゆる原因が考えられますけど、根強いのは、「女性は数学が苦手!」ってな固定観念でしょう。

女子は数学が苦手!というイメージが刷り込まれ、好きになる前に勉強やめてしまったりね。

頭の良さに関して言えば「女性の方が優れているのでは?」との研究もありますので、そんな固定観念さえ払拭できれば、科学の発展がさらに見込めのではないかと。

では、どうしたら苦手意識をなくせるのか、この問題についてニューヨーク大学とプリンストン大学が挑んでおりました。

固定観念をぶっ飛ばすアプローチ

この研究では、4歳から9歳の子どもに対して、科学に関するゲームをプレイしてもらいました。

ゲームをする前に、子ども達のやる気を高める鼓舞を2パターンに分けて伝えたそうな。

  • アイデンティティー強調パターン: 「科学者になろう!」みたいな
  • 行動強調パターン: 「新しい発見をしよう!」みたいな

 

で、科学ゲームのプレイ時間を測定しました。当然長くプレイし続ければ、興味を持ったと言うことになります。

この手の実験を年齢や性別を変えて4つ行ったそうなんですけど、全て紹介すると長くなるので、わかった事だけご紹介いたしますと、

  • 女の子は行動を強調された方が科学ゲームを長くプレイし続けた!
  • 男の子の場合、5歳未満は行動を強調された方が興味を示しやすい
  • 5歳以上になると、アイデンティティを強調された方がゲームを長くプレイした!

 

男女でアプローチの仕方を変えるべきだ、と。研究者いわく、

科学の成績における男女格差のルーツは幼少期に成立してしまう。

この研究は、幼児期から男女の科学に対する認識の格差を埋める方法を特定した。

女性に科学者が少ないのも、幼い頃に「科学者は男!」ってイメージが刷り込まれてしまったからなんですな。

それは単なる思い込みで、「実験をしてみよう!」みたいな行動から攻めていけば、苦手意識が減らせるのではないか、と。

まとめ

教育に応用すると?

①女の子には「〜をやってみよう!」という行動にフォーカスを当てた指導が効果的!

 

②男の子には、「科学者になろう!」とか「プログラマーになろう!」みたいなアイデンティティから攻めると興味を持ってもらいやすい。

 

③5歳以下の子には男女とも行動を強調した謳い文句が効果的。

 

男ならコレ!女ならコレ!ってのは文化によって違いますけど、それを打ち壊してもらいたいなら、行動にフォーカスを当てていった方が良さそうですな。

例えば、男性のイメージが強い建設会社に女性を集めたいのであれば、「心温まる空間を一緒に作り上げませんか?」みたいなコピーにした方がいいですし。

逆に、男性を集めたければ、「一緒に安心できる空間をつくる建設作業員になりましょう!」てなコピーが効くでしょう。

まとめると、

  • ステレオタイプと合致したものはアイデンティティを強調!
  • ステレオタイプと異なる場合は行動を強調!

と覚えておけば何かと役に立つのではないかと。

 

って事で、女の子には行動を強調せよ!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Marjorie Rhodes, Sarah-Jane Leslie, Kathryn M. Yee and Katya Saunders(2019).Subtle Linguistic Cues Increase Girls’ Engagement in Science

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