役立つ知識

「賄賂の心理学」お金に左右されずに公平な判断を下してもらうには?

「お菓子の箱の下に札束が!」ってのはドラマや映画でよく見る光景です。

ドラマだと政治家さんがよくやってるイメージですけど(本当にあるのかな?)。

なんにせよ、自分の思うように人の意見を変えたりする際にお金を渡すってのは常とう手段な訳ですよ。

世界銀行によると、年間10億ドル(約1104億円)の賄賂が飛び交っているらしい。

桁がデカすぎて想像もつかないっすね(笑)

そんな状況下で、「賄賂の影響力を減らす方法を調べたよ!」って研究が出ておりまして、なかなか面白かったです。

誰でもお金に弱い

これはカーネギーメロン大学の研究で、以下のような実験をしたらしい。

  • 2人の実験参加者が紙にジョークを書き、3人目の参加者に渡す
  • 紙を渡された参加者は面白い方を選び、発表する

 

ここで賄賂の影響力を確かめるために、ジョークの紙を渡す際に5ドルまでお金を渡してもいい事にしました。

ジョークを選び、発表する人はどちから一方のお金しか受け取れないというルールにしたところ、

  • 90%の参加者がお金を多く提示してきた人のジョークを選んだ!
  • 選ばれたジョークが面白かった割合は60%だった(面白いかは第三者の評価から)

 

ま、当たり前でしょう(笑)とにかくお金で人の意見は買えるんだ、と。

単純に考えて賄賂で30%も良くない方が選ばれてしまうって事になりますので、やるせない気になりますな。

賄賂の影響力を減らすには?

次にこの実験に、「どちらからもお金を受け取ってもいい!」というルールに変えて再度実験を行なったところ、

  • 賄賂の影響力は84%に低下した!

これでも多いものの、両方からお金をもらえるようになれば、金額よりも質を重視するようになるんですね。

さらに、お金を渡す前に2分間の待機時間を設けたところ、

  • 賄賂の影響力は81%になった!

らしい。時間を与えて、ジョークを確認させると公平な判断を下すようになるんだそうな。

研究者いわく、

賄賂を受け取る前に決断を下させれば、自分の不正行為を正当化することはより困難になる。

まとめ

教育に応用すると?

①ご褒美を提示しながら提案すると、もちろん選んでもらいやすい。

 

②裏を返せば、ご褒美があると30%も判断を間違えるという事になるので、

「同じ報酬をもらえるとしたら?」と想定してもらってから再度検討してもらおう。

 

③決断を下す際には、報酬は最後に聞いた方が賢明な判断を下せるだろう。

 

やっぱりお金の影響力ってデカイっすね。

賄賂を撲滅してより公平な社会を築きたいって方はこの研究を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

って事で、賄賂を受け取る前に考える時間を与えよ!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Uri Gneezy,

Silvia Saccardo Roel & van Veldhuizen(2018).Bribery: Behavioral Drivers of Distorted Decisions

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