役立つ知識

寄せられた質問に答えていくエントリpart1 アルコールの健康問題・電子タバコのリスク

ありがたい事に、いくつか質問を頂くようになりました。

しかし、当ブログは教育系の内容をメインに扱っておりますゆえ、教育に結びつかない質問にはお答えしていなかったんですな。

でも、せっかく寄せられた質問を無視するのも気がひけるので、寄せられた質問に答えるというエントリを設けることにしました。

今回は2つほどお答えします。まずはお酒の話から。

アルコールって体に悪いの?

お酒は体に悪いから飲まないみたいな事をおっしゃっていましたが、その理由を詳しく教えてください。

これは確か「未成年の飲酒ってどんな影響があるの?」で最後にちらっと書いたやつですね。

学校でも「適度なお酒は体に良い」みたいな事を教えられるんですけども、どうやらその元ネタとなった研究がガッツリ否定されたらしいんですよ。

というのも、統計処理が甘くて正しいデータではなかったそうな。

そんな訳で、アルコール界隈が揺れているんですけども、最近「いや、年齢によってアルコールの影響って違うんじゃないの?」ってな話もあったりします。

というのも、飲み始める年齢によって、アルコールのリスクが変わるんですって。

具体的には、

  • 20歳から49歳の死因の35.8%がアルコールによるものだった
  • この年齢ではアルコールの恩恵は4.5%しかない
  • 65歳以上でも死因の35%がアルコールによるものだが、恩恵は80%に増える

このデータだけ見ると、若い人はデメリットの方が大きいってことになりましょう。

ただ、こんな結果になったのも、若い人はアルコールの過剰摂取が多いから、らしいんですよ。

飲みすぎなければ問題ないとも言えますけど、死因の3割を回避するためにこれからも控えようかなーと思います(笑)

Timothy S. Naimi , Lyndsey A. Stadtmueller , Tanya Chikritzhs , Tim Stockwell , Jinhui Zhao , Annie Britton , Richard Saitz , & Adam Sherk(2019).Alcohol, Age, and Mortality: Estimating Selection Bias Due to Premature Death

電子タバコは大丈夫なの?

タバコの記事を見かけました。

主人が電子タバコは大丈夫だ、なんて言っているんですけど、どうなんでしょうか。

電子タバコなので副流煙の影響もないかと思うんですが。

あー。いや、電子タバコでも受動喫煙になります。

実際に、電子タバコから出る蒸気からは、刺激成分やホルムアルデヒドといった、発がん性物質が確認されているんですよ。

普通のタバコよりかはニコチン量が減ると思いますが、別の問題が生じてきますね。

で、電子タバコの健康問題なんですけど、ロチェスター大学の研究が参考になります。

これは約2万8000人のデータを分析したもので、さっそく大きな結論を申し上げますと、

  • 電子タバコを吸っている人はタバコを一切吸わない人に比べて、1.7倍も呼吸器症状を引き起こしやすい

 

これは人種や性別、体型といった要素を考慮に入れても見られたらしい。

が、研究者も「データが自己申告制なため、バイアスを排除仕切れていない」とおっしゃっておりまして。

この研究結果だけでは「電子タバコが喘息といった呼吸器症状を引き起こしている!」と言い切ることができなかったりします。

ただ、電子タバコのフレーバーが肺に有害だ!って研究も沢山ありますので、電子タバコだから大丈夫って事はないと思いますねー。

Dongmei Li、Isaac K Sundar、Scott McIntosh、Deborah J Ossip、Maciej Lukasz Goniewicz、Richard J O’Connor、Irfan Rahman(2019).

Association of smoking and electronic cigarette use with wheezing and related respiratory symptoms in adults: cross-sectional results from the Population Assessment of Tobacco and Health (PATH) study, wave 2

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