親御さん向け

子どもの理解力を高める2つの質問

「子どもに簡単な質問を投げかけるだけでも理解力が上がるよ!」てな研究がテキサス大学らから出てましてね。

これまた、ひじょーに参考になりました。

シンプルな質問が子どもの世界を広げる

4〜6歳の子どもとその親65ペアに、博物館のギアの展示品に3分間触れてもらったそうな。

で、訪れた親子にランダムで3つのメッセージを伝えたんですな。

  • 「私達はあなたがどのように子どもと触れ合っているのかを知りたいので、いつも通り子どもとやり取りしてください」と伝えられたグループ
  • 「子どもになぜ歯車が回るのかを説明するように促してください。また、歯車が回ると他の歯車がどうなるのかも尋ねてください」と伝えられたグループ
  • 「歯車が回っている様子を見せ、どのように機能しているのかを探求するように促してください。」と伝えられたグループ。

なにやらややこしいですが、ざっくりと言えば、

  • いつも通りのやり取りをしてもらう
  • 歯車が回る理由を説明してもらう
  • 歯車がなぜ回るのかを調べてもらう

の3つのアプローチに分けたんですな。この3つのうちどれが理解力を高めることができるのかを調査したんだと。

その後、5つの歯車課題をしてもらい、成績を調べました。ちなみにこんな感じ↓

で、結果はというと、

  • いつも通りグループの理解力は48%から76%
  • 説明グループの理解力は50%から79%
  • 探求グループの理解力は50%から80%

いつも通りグループと他の2つにそんな差がないように思えますが、研究者いわく、

子ども達に説明を促したり、歯車の素材やメカニズムを探求したりするように求める両親の簡単な指示が、歯車の理解力に影響与えました。

いつも通りグループとの差がなかったのも、親によって接し方が違っていたためだったからだと考えられます。

それを差し引いても、説明グループと探求グループの方がいい結果になってますので、この2つのどちらかを心がけるといいでしょうな。

説明と探求の違い

とはいえ、どちらのアプローチをかけるかで子どもの行動も変わってきます。

  • 説明促しパターン・・・子どもとの会話が増える。よって、論理的思考力が育まれる可能性がある。
  • 探求促しパターン・・・対象に触る時間が増える。よって、理解力ではこちらの方が勝る。

子どもに説明を求めるのか、探求を求めるのかで伸びる能力も変わってしまうんですな。

研究者もこうおしゃっておりまして、

これは教育学の潜在的なトレードオフ効果を示唆する先行研究と一致している。

どっちもはムリだよー、とな。まぁ、二兎を追う者は一兎をも得ずですな。

まとめ

教育に応用すると?

①子どもへの簡単な促しが理解力を高める。

 

②説明を求めれば、会話時間が増え、論理的思考力が磨かれる。

 

③探求してもらえば、触れる時間が増えるので、理解力が高くなる。

 

どっちも伸ばしたいなら、

  1. まずは「探求型アプローチ」で、因果関係を自分で調べてもらう。
  2. ある程度理解力がついてきたら、「説明型アプローチ」で言語化してもらう。

といいかも。

「自分の言葉にすると記憶力がアップする」なんて話もありましたからね。個人的には、説明は欠かせない要素だと思いますが。

 

って事で、子どもへの簡単な提案が理解力を高める助けになるよ!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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