役立つ知識

創造性の高い人なら一瞬で理解できてしまう事とは?

「AIが人間の仕事を奪うのか?」みたいな議論の着地点は大方、「AI時代では人間しかできないことを見極めて、そこに力を入れるべし!」になります。

テレビの討論番組やシンポジウムでは難しい言葉が飛び交いますが、結局はこんな感じで終わるんですな。

なら、人間にしかできない事って何ぞや?って事なんですけど、科学の世界ではよく「創造性」が持ち出されます。

AIは命令された事をこなす能力はずば抜けてますが、独自で考え出す事は出来ません。

「いやいや、AIが歌詞を書いたってニュースがあったじゃん!」と言う方もいらっしゃいましょうが、あれもプログラムの一部ですから、事前に入力したデータ以外のものは出来ません。

一方で人間はというと、ずば抜けた「創造性」を武器に、火を手懐け、武器を作り、生態系のトップにまで躍り出ました。

人間の「創造性」はとどまる事を知らず、毎年新しい発見や発明がなされています。

そんな訳で、「創造性」は人間特有の能力かつ、AIに負けないためにも伸ばしていきたい能力なんですな。

で、「創造性」に関する研究を読み漁っておりましたところ、「創造性の高い人はアレを理解するスピードが早い!」てな研究を見つけましたのでご紹介(前置きながっ!)。

創造性の高い人はあれを理解するスピードが速い!

こちらペンシルベニア大学らの研究で、実験参加者に2つのテストを受けてもらったんですな。

1つ目は「リモートアソシエーションテスト(RAT)」なるもの。これは、一見無関係のように思える単語を3つ提示し、共通点を見つけ、4つ目の単語を答えてもらうというもの。

例えば、

カッテージ・ケーキ・スイス

答え:モッツァレラ、スモークとか(共通点はチーズなので)。

この成績がいいと、創造性が高いとみなされます。

2つ目は、「比喩課題」。提示された比喩が理解できたスピードを計測したんだと。

比喩って一見関係のなさそうなもので言い換える表現なので、研究者らは「創造性と関係があるのでは?」と考えた訳ですな。

で、結果はお察しのとおりで、

  • 創造性が高かった人ほど比喩の理解スピードが速かった!

 

とな。比喩にもレベルがあったんですけども、最も難しい比喩になると、創造性の高い人は低い人にくらべて約1.35倍速く理解しておりました。

研究者いわく、

私たちの研究によると、創造性の高い人は、創造性の低い人よりも、あらゆる単語を理解するのが全体的にみて速い事が判明した。

しかし、創造性の高い人は、一見関係のなさそうな単語を理解するスピードにおいてのみ有意に高かった。

比喩が難しければ難しいほど、創造性の高い人は理解するスピードが速いんだ、と。

って事は、村上春樹さんの小説を一瞬で理解できる人はクリエイティブな可能性が高いって事かぁ。

ハルキストの時代がやってくるのか??(笑)

まぁ、でもこれは因果ではなく相関関係を明らかにしたに過ぎませんので、村上春樹の小説を読めば創造性が上がる!とまでは言い切れませんが……

まとめ

教育に応用すると?

①比喩をすぐ理解できる人は創造性が高い傾向にある!面接などで比喩課題を出すのもいいだろう。

 

②「まるで〜のようだ」と言い換える癖をつけてとくと、創造性が高くなるかも?!

 

③比喩力をアップさせるのに、パッと浮かんだ2つの単語を結びつけて比喩にし、その理由を説明するというゲームもおススメ。

 

論文には難しい比喩なんて出てきませんから私の比喩力はおそらく醜いでしょう(笑)

純文学のウェイトを増やすかなー……とか言いつつ、シャーロック・ホームズを手に取る私。

 

って事で、創造性の高い人は比喩の理解スピードが速いぞ!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Yoed N. Kenett, Rinat Gold and Miriam Faust(2018).Metaphor Comprehension in Low and High Creative Individuals

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