役立つ知識

オーディオブックは紙の本にくらべて理解力は変わるのか?

オーディオブックの始め方」について解説したので、今回からは気になる「効果」について深掘りしていきたいと思います。

気になるところといえば、

ってところでしょう。もし同じくらいの記憶力と理解力が得られるならわざわざ本を読む必要もなくなってしまう訳で、読書が苦手な人にとっては朗報ですからね。

オーディオブックでも理解力は変わらないのか?

まずは「理解力」から見ていきましょう。

参考にしたいのが、オーディオブックについて研究をしているバージニア大学のダニエル・ウィリンガムさんがニュース・タイムズに投稿したオピニオン記事。

この記事で紹介されていた2010年の研究によると、

  • 紙に印刷された記事を読む
  • 記事の読み上げを聴く

の2つのグループに分けて22分間インプットしてもらい、2日後に内容を確認するテストを行ったんだと。そしたら、

  • 記事を読んだグループの正答率は81%
  • 記事を聴いたグループの正答率は59%

だったそうな。ダニエルさんいわく、

私達は難しい部分を理解するためには集中して読み返す必要がある。よって、必然的に読書のスピードは落ちていく。

この行為は音声を聴く(Podcast)よりも紙に印刷されていたものの方が簡単なのだ。

また、印刷ベースのメディアは段落や見出しといった周辺情報が理解する事をサポートしている。

これはいわゆる「速読をすると理解力がズタボロになる現象」と近いですな。

オーディオブックだと、分からないところがあってもそのまま進みますから当然理解力は紙の本に比べると劣ってしまうんだ、と。

うーん、なるほど。ここでふと「紙の本で一度理解した本ならオーディオブックでも大丈夫じゃないか?」と思いまして。

  1. 紙の本で一読する(ここで分からないところは解決しておく)
  2. あとは隙間にオーディオブックを聴いて内容を頭に入れる

なら問題ないかなーと。オーディオブックは移動中や雑務の最中にも本が読めるという変えがたいメリットがありますし、それ故に何度も本を読み返す事が出来るんですな。

とすると、「復習教材」としてはかなり優秀。理解力の欠点さえ補えば、学習効率を高めてくれるでしょう。

まとめ

教育に応用すると?

①オーディオブックは読み返しができない分一度聴いただけでは理解力は低くなる。

 

②紙の本で理解したものをオーディオブックで聴くのなら問題ないかも。

 

③記憶の定着を図るためにオーディオブックを活用するのは充分あり。

 

ウォータール大学の研究でも紙の本の方が記憶力にはいい!ってデータが出てますから、オーディオブックは何回も繰り返し聴く事を前提としておいた方が良さそうっすね。

紙の本と同じくらいの理解力と記憶力を得たいなら、2、3回は最低でも聴いておきたいです。

今回はオーディオブックのネガティブな側面を紹介したんですけども、次回からは、

  • オーディオブックの効果的な使い方
  • オーディオブックのメリット
  • いやいや、オーディオブックでも紙の本と同じくらいの理解力が得られるよ!という逆の意見

を1つか2つのエントリに分けてご紹介していきまーす。

 

って事で、オーディオブックだと理解力は落ちちゃうかも!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Is Listening to a Book the Same Thing as Reading It?Each is best suited to different purposes, and neither is superior.

By Daniel T. Willingham

・David B. Daniel & William Douglas Woody(2010).They Hear, But Do Not Listen: Retention for Podcasted Material in a Classroom Context

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