親御さん向け

「不安」は「不登校」とどれだけ関係しているのか?のメタ分析

学校が抱える大きな問題の1つとして、「不登校」があります。

不登校の原因は様々でしょうが、一番デカイと言われているのが、「不安」です。

  • 「テストでいい点数がとれないかもしれない」
  • 「友達と上手くやっていけないかもしれない」
  • 「部活でいいプレーができないかもしれない」

 

ただ、「不安」ってどれだけ不登校と関係しているのか?と問われればハッキリした事が言えないんですな。

そんな状況下で、エスセター大学が「不安は不登校とどれだけ関係しているかをガッツリ調べたぞ!」というメタ分析を出しておりました。

不安は本当に不登校の原因なの?

この研究では、4930個の論文を分析したんだと。現時点では最多の分析量ではないでしょうか。こりゃ、信憑性が高くていいですねー。

で、気になる結果をずらずらと並べてきますと、

  • 全体的に見ると、不安と低い出席率は関係していた。
  • 不安症と欠席との相関係数は0.15
  • 「不安」が原因で長期的な不登校になるというまともな証拠は現時点ではゼロ。
  • というか、学校がまともなデータを提供していない事が多く、ハッキリした事は言えない。

 

不安と不登校とが関係しているのは間違いないものの、データにバラツキがあって、コレだ!という数値が出せない模様。

こんな事が起きるのも、

  • 不登校の定義が研究によって曖昧
  • 大半の学校は不登校なのにただの欠席扱いにして隠蔽してる

とかとか、まぁいろんな原因があって、まともなデータは少ないみたい。

日本だと不登校の定義はこんな感じです。

何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、

あるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、

病気や経済的な理由による者を除いたもの。

文部科学省はこのように定義してますけど、コレが正しいのかと言えば……わかりません。

研究者はこのようにおっしゃっておりまして、

イギリス教育省は、出席日数の10%以上を欠席する生徒を「不登校」としている。

この基準は、アメリカでも一般的に使われているが、この10%が教育、社会、または子どもの感情に悪影響を及ぼす可能性を高めるボーダーラインなのかは不明だ。

ざっくり計算すると、授業日数は210日くらいなので、10%って事は、21日。日本の基準よりも厳しいっすね。

これから不登校を考える際には、「何日休んだら悪影響がでるのか?」を主軸に調べていく必要がありますな。

まとめ

教育に応用すると?

①不安が不登校と関連しているのは間違いない。

 

②ただし、「何日休んだら良くないのか?」は現時点では不明。文部科学省の定義も妥当性があるとは言えない。むしろ世界基準で言えば日本は結構緩い。

 

③不安対策を取り入れていくといいかも。詳しくは下のリンクからどーぞ。

という事で、当ブログで紹介した不安対策(ストレス対策も含め)を並べておきますので、ホームルームなり、帰りの会なりで取り組んでみてくださいませ。

 

って事で、不安レベルが高いと欠席が増えるが、何日休んだらアウトなのかは不明!って話でしたー。

 

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Katie Finning Obioha C. Ukoumunne Tamsin Ford Emilia Danielson‐Waters Liz Shaw Ingrid Romero De Jager Lauren Stentiford Darren A. Moore(2019).Review: The association between anxiety and poor attendance at school – a systematic review

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