教師力UP

「燃え尽き症候群」になりやすい教師の性格とは?

「燃え尽き症候群」という恐ろしい症状があるんですな。

これは、ある日突然職場に行きたくなくなったり、仕事が手につかなくなったり、仕事のやる気がゼロになったりする心理的なもの。

原因は様々で、仕事のストレスや努力したのに目標が達成できなかった経験などなど。

当ブログでも、「新米教員ほど燃え尽き症候群になりやすいよ!」なんて話をした事がありまして、警鐘を鳴らしてます。

 

なにせ、こいつになってしまうと仕事が手につかないだけでなく、子ども達の勉強にも支障が出ますから、何としても避けたいんですな。

そこで、ニューヨーク大学らが「教師の燃え尽き症候群」についてメタ分析を行っておりましたのでご紹介。

メタ分析って何?というお話から

メタ分析とは、当ブログでもしょっちゅう取り上げているもので、あらゆる研究をまとめて大きな結論を出す研究手法なんですな。

論文のランクとしてはピカイチでして、ここで出た結果は現時点での結論とも言えます。

この研究では、1132個の文献から質の高いものを精査し、25個に絞り込んでおります。

教師の性格と燃え尽きやすさ

この研究では、心理学で最も正しいとされている性格分類法である、「ビッグファイブ」をもとに調査しております。ざっくりと説明するとこんな感じ↓

  • 外向性・・・社交的で活発かどうか
  • 開放性・・・好奇心の強さ
  • 誠実性・・・真面目かどうか
  • 神経症的傾向・・・不安や緊張を感じやすいか
  • 協調性・・・空気を読むか。他人の気持ちを考えて行動するか

 

ちゃんとビッグファイブを調べると結構なお値段がかかるので、この本の前半に載っている簡易版のテストを受けるのがおすすめです。よろしければどうぞ(もちろん本はめちゃくちゃ面白いですよ!)。

ビッグファイブと燃え尽き症候群の関係性

で、結果はこんな感じになりました。

  • 開放性(効果量0.04)
  • 誠実性(効果量0.19)
  • 外向性(効果量0.13)
  • 協調性(効果量0.13)
  • 神経症的傾向(効果量0.21)

 

効果量としては小さいですねぇ。燃え尽き症候群と性格はあんまり関係ないのかも。

とりあえずこの結果をまとめると、

真面目で、人当たりはいいけど、不安や緊張を感じやすい先生は燃え尽き症候群になりやすい、って事でしょうか。

もしかしたら、真面目な人ほどいろんな人の要求に応えようとして、パンクしちゃうのかもしれませんね。

その結果、仕事に燃え尽きてしまい、手がつかなくなるんだ、と。

優秀な先生の性格

ついでにこの研究では、仕事のパフォーマンスと性格についての分析もしてくれています。

  • 開放性(効果量0.10)
  • 誠実性(効果量0.13)
  • 外向性(効果量0.17)
  • 協調性(効果量0.03)
  • 神経症的傾向(効果量0.10)

 

うーーん。あまんり関係ないかも…?

面白いのが、人の気持ちを考えられるかの調和性が一番関係ないってところです(笑)

沢山の子どもを相手にしなければならない分、平等に優しくしようとすると仕事に支障が出ちゃうんでしょうな。ここら辺は、「平等と公正」を意識して頂くと良さげかと。

 

って事で、優秀な先生は、

人当たりが良くて、真面目で、好奇心の強い人、になりますかね。

誠実性を伸ばせば教師としては優秀になれるかもしれませんが、同時に燃え尽きやすくなるのが難点ですな…

まとめ

教育に応用すると?

①教師が燃え尽き症候群を回避するためには、

  • 真面目になり過ぎず、柔軟な思考を心がける
  • 人当たりを良くしようとし過ぎない
  • メンタル・ストレスケアを欠かさないこと。

 

②優秀な先生になりたいなら、

  • 基本は真面目に取り組む
  • 外交的に振る舞う
  • メンタルは安定させておくこと。

 

③好奇心を伸ばす事にはデメリットがないので、興味のある事を深掘りしていこう!

 

好奇心に関しては、伸ばすほど問題解決能力が高まっていく事もわかっております。詳しくは、下のリンクからどうぞ。

 

あとはストレスケアは怠らないようにしておきたいですね。当ブログで書いたものだと、

あたりが使えそうです。興味のあるところから試してみて下さいませ。

 

って事で、燃え尽き症候群と性格はあんま関係ないかもだけど、ストレスケアはしておこうね!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Lisa E. Kim, Verena Jörg, and Robert M. Klassen(2019).A Meta-Analysis of the Effects of Teacher Personality on Teacher Effectiveness and Burnout

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