教師向け

意見は上司ではなく部下からもらった方がアイデアの質は高くなる

科学の世界は批判の連続で発展していくんですな。

ある説が出ると、その説のおかしい所を突いた論文がでて、そしたらその論文を否定する論文が出たり…の連続。

このように、「批判」とはアイデアの研磨剤みたいなもの。

が、実は「批判」が創造性を活性化させるのかどうかはよくわかってないんですな。

現に、アイデア出しを目的とした「ブレインストーミング」では、出た意見を否定しないってのが鉄則だったりします。

この批判すべきか問題についてトロント大学がこんな研究を発表したそうなのでご紹介。

批判される人によって効果が違う!

この研究では、「批判される人によって効果が違ってくるのでは?」と考えて、

  • 上司からの批判
  • 部下からの批判

の2パターンに分けて、創造性の変化について調べんたんだと。で、どんな結果になったかと言うと、

  • 上司から批判されると創造性が下がり、アイデアの質が低くなった!
  • 逆に、部下から批判を受けると創造性はアップしていた!

 

「批判」する人の立場によって影響が違ってくるんだ、と。おもしろいっすね。

このような現象が起こる理由として、研究者は、

上司は昇進や昇給の決定に大きな影響を与えます。そのため、上司からの批判は、キャリアについての不安を呼び起こさせる。

上司から批判されると、その人が気に入るようなアイデアを考える事に目的がシフトしてしまい、結果として斬新で面白いアイデアからはほど遠くなるんだ、と。

大企業になるほど保守的なのもコレが原因なのかもですな…

事前に「批判OK」かの確認を取ろう!

創造性をアップさせるには、いかにプレッシャーを減らして自由な発想ができるか、にかかってますから。

創造性を抑えつけている鎖を解き放つために、

  • 自分が上司なら、批判が大歓迎である事をちゃんと伝える
  • 部下なら、プロジェクトをより良い結果にするべく、立場関係なく批判してもいいかの断りを入れておく

 

は必要ですね。めんどくさいですけど、やらないともっと酷くなるので…

まと

教育に応用すると?

①アイデアの質を高めたければ、自分と同じか自分より下の人から意見をもらおう。

 

②その際には必ず、どんな批判でも大歓迎である事を伝えておき、相手の「嫌われるかも…」というプレッシャーを解消しておこう。

 

③アイデア出しは匿名でやった方がいいかも。

批判をするにしても、断りを入れておくだけで結果が変わってきますね。

話し合いでアイデアを磨く方法についてはこんな↓記事も書いてますので、よろしければどうぞ。

 

って事で、批判はいいけど立場を考えようね!って話でしたー。

 

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Kim, Y.J. and Kim, J.(2019).Does negative feedback benefit (or harm) recipient creativity? The role of the direction of feedback flow

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