教師向け

知識があり過ぎても真実から遠のく

「何で〜しようと思ったの?」

この様な質問をし、親や教師はしばしば子どもの行動の意図を知ろうとします。

もし、悪い事をしていたなら、理由を知れば解決のヒントになると思う事でしょう。

が、プリマス大学から最近出た論文によると、意図を探ると真実が見えなくなってしまうらしい。

意図を知ると誤った答えを導きやすくなる

基本的に人間は行動に何からの意味があると考えます。なぜなら、良くわからない事はモヤモヤして気持ち悪いからです。

そこで、プリマス大学はこんな実験をしてみたそうな。

82人の成人を3つのグループに分けております。

あるグループは、上のような写真からHold the spacebar と書かれたところに相応しい画像を選んでもらったんだと。

あとの2グループはボールや手の動きを変えてそれぞれ見てもらいました。そしたら、

  • ほとんど間違えた!

 

上の画像で言うなら、正解は障害物をどかしてボールを置く、です。どの軌道を通ってもボールはそこに着地しないんですな。

しかし、ボールの軌道が示されていると、そのようにボールが進むと思い込んでしまい、物理法則を簡単に捻じ曲げてしまうんだと。

一方、ボールの軌道を見なかった人達は、正しい答えを導き出せていたそうな。つまり、

  • 人は意図を知るとそれに合わせてしまい、事実を捻じ曲げて解釈してしまう!

って事。「確証バイアス」に近いですな。

客観的に考えるには?

なので、情報があり過ぎると明らかな事実が曇ってしまうんですな。

会社がコンサルタントに依頼するのも、自分達の会社に精通しすぎて問題を複雑に考えてしまうから。

そこで、一旦部外者を入れると案外簡単に解決するわけです。

教育現場で言うなら、

  1. 子どもに行動の意図を聞き過ぎると、他の行動もそれに合わせて解釈しがちになる
  2. 故に、正しく評価できない

 

ってな事になるかも。子どもの事を深く知るのは大切ですが、知るに連れて正確な評価ができなくなる恐れがあるので注意したいですな。

まとめ

教育に応用すると?

①人は事前情報に大きく左右されてしまう。これは自分で気付きにくいため、知らず知らずひいきをしてしまっているかも。

 

②「もし、自分がこの子を今初めて見たとしたらどう思うだろうか?」と考える。

 

③他の生徒が同じような事をしていても評価は変わらないか?と考えてみよう。

 

③に関しては過去に記事を書いてますので、気になる方は下のリンクからご覧ください。

 

知識があると思考が凝り固まってしまうんですな。なので、ベテランよりも新人の方が優れたアイデアを出せたりします。

 

新人なら知識の無さを武器にしてどんどん面白いアイデアを考えていけばいいですし、ベテランならあえて知らない分野の勉強をするといいでしょう。

参考になりそうな記事を乗っけておくので、これまた気になるものから目を通していただければ幸いです。

 

って事で、定期的に知識ダイエットをしよう!って話でしたー。

 

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Katrina L. McDonough, Matthew Hudson & Patric Bach(2019).Cues to intention bias action perception toward the most efficient trajectory.

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