教師向け

グループワークの目的によってメンバーの組み合わせを変えるべし!

グループワークでは、当然誰かと一緒に作業や学習をしてもらう事になります。

つまり、グループワークの成功は「誰と一緒にやるか」が重要なんですな。

そこで今回は、グループワークを成功させるメンバー選びについてのお話でも。

グループワークが円滑に進むようになるメンバーとは?

先程も述べましたけど、グループワークとは誰かと一緒に活動する事なので、メンバーで成功が決まるとも言えます。

で、気になるのが、「どんな人と一緒に活動するのがいいの?」ってところでしょう。この問題について2017年にオハイオ州立大学がメタ分析を行って調べてくれています。

メタ分析とは、過去の研究データをまとめて大きな結論を出す手法の事で、信頼性は一番高いです。この研究では、グループワークに関する質の高い研究を26個を分析にかけております(総グループ数1016組)。

そしたら、パフォーマンスの高いグループに共通した特徴が判明したらしい。それがどんなものかと言いますと、

  • グループのメンバーに一人でも友達がいる事!

でした。効果量は0.31と中程度なものの、全ての年齢層にポジティブな効果があったらしい。

研究者いわく、

友達どうしだと、お互いの長所と短所を熟知しているため、最も効率的な方法で作業を分割する事ができるのだ。

グループワークでは役割分担が必要ですからね。その際にお互いの事を理解していると、適材適所で作業を振り分けられるんですな。

これがお互いよく知らないものどうしだと、自己紹介の時間や変な遠慮とかで効率は落ちますよね。

友達どうしのグループが成功するわけでもない

なら、仲のいい人どうしでグループを組んでもらおう!

と思うのはまだ早いです。なんと、友達どうしのグループがいつも優れた成果を出すとは限らなかったんですよ。

まずは、判明した事実をご覧ください。

  • 成果を最大化するのが目的の場合は、友達どうしのグループが成功を収める
  • 問題の解決策を見つけるのが目的の場合は、初対面どうしのグループの方が成功を収める

 

いやー、おもしろいですね。目的によって適したメンバーが違っていたんだ、と。

  • 売り上げを伸ばしたい!(仕事や文化祭等)
  • グループでポスターを作成する!
  • グループの発表を成功させたい!

みたいなゴールのあるケースは、グループ内に友達がいた方が優れた成果を収める可能性が大きいんですね。

一方、

  • 課題を解決するためにアイデアを出し合う
  • 企画の立案
  • 社会問題の話し合い

のような、答えが決まっていないケースは、気心の知れたメンバーでない方がいいですな。

こんな違いがあるのも、「友達どうしだと批判的な意見が出づらいからじゃないの?」と研究者さんは推測しておられました。

確かに、仲がいいってだけでダメな意見も通ってしまう事がありますからね…

アイデアや解決策を出すための話し合いなら、人間関係によるバイアスを受けない知らないものどうしの方が建設的な議論ができそう。

まとめ

教育に応用すると?

①話し合いの目的によって、グループワークのメンバーを工夫しよう。

 

②成果を最大化するのが目的なら、友達同士のグループが優れた成果を生む。

「共同で作業して完成させよう!」みたいな活動なら、好きな子同士でグループを組ませるのはあり(もちろん、一人の子がでないように細心の注意が必要)。

 

③アイデア出し・問題の解決策を考えるのが目的なら、知らないもの同士で話し合ってもらった方がいい議論になる。

「話し合って解決策を考えよう!」みたいな活動なら、グループメンバーをランダムで決めよう。

授業中は、

  • グループのメンバーをランダムに決める

特別活動や発表系は、

  • まず、好きな子同士でペアを作ってもらい、別のペアと組み合わせる

とかね。是非、グループワークの参考にしてみてくださーい。

 

って事で、グループワークの目的によってメンバーを変えようね!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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Seunghoo Chung, Robert B. Lount, Jr., Hee Man Park and Ernest S. Park(2017).Friends With Performance Benefits: A Meta-Analysis on the Relationship Between Friendship and Group Performance.

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