教師向け

自然と一人一人の努力が最大化されるグループワーク「ハイブリッドインセンティブ戦略」

当ブログでは「運動しようぜ!」と何度もおススメしております。

特に子どもは運動すると身体が丈夫になりますし、頭も良くなるし、メンタルも健全になるしでいい事だらけなんですな。なので、子どもに運動の楽しさを教えるのも重要な教育といえます。

で、子どもが運動する時間といえば「体育」の時間。今回は、体育の時間に自然と運動量を増やす授業の工夫をご紹介しましょう。

体育の時間こそグループワークだ!

見ていきたいのが、ペンシルベニア大学の研究です。

運動不足ぎみの334人の大人を集め、4人1組にし、13週間運動(1日7000歩以上のウォーキング)に励んでもらったそうな。

この研究では、ご褒美を3つのパターンで提示し、運動量の変化を調べました。

  • 個別インセンティブ・・・チームの合計歩数が1位でかつ、前日に7000歩以上歩いていた人は、50ドルもらえる。
  • チームインセンティブ・・・チームの合計歩数が1位でかつ、前日にチーム全員が7000歩以上歩いていれば、50ドルもらえる。
  • ハイブリッドインセンティブ・・・全グループの中で最も歩いたグループに20ドル+前日にチーム全員が7000歩以上歩いていれば、50ドル
  • コントロール群・・・チームになってもらうが、各々で7000歩以上を目指してもらう

※インセンティブはご褒美って意味です。

つまり、チームの為に頑張るのか、チームの足を引っ張らないように頑張るのか、それともその二つを組み合わせるのどれがベストなのか、と。

では、結果です。こんな感じになりました。

1位:ハイブリッドインセンティブ

2位:個別インセンティブ

3位:チームインセンティブ

4位:コントロール群

という事で、より運動を促すアプローチは、

  • 各々で目標の達成を目指してもらいつつ、この合計得点をチームで競う

でしょうか。ただ、運動の得意・不得意は当然ありますから、記録の合計で競わせるのはよろしくありません。どうしても不平等になりますからね。やる気が削がれてしまう子が出てきてしまいます。

なので、「成長度の合計」で競わせるのがいいでしょう。

  1. まず、授業のはじめに各々の目標を設定してもらう(Ex:50m走のタイムを0.5秒縮めます!)
  2. 4人1組のチームをつくってもらう
  3. チームで練習に励んでもらう(この時、自分達で記録させる)
  4. 成長度の合計を計算させる(Ex:A君は0.6秒速くなって、Bちゃんは1秒で…)
  5. 最後に報告会を開き、もっとも成長できたチームを決め、褒める。同時に、成長度の最も大きかった子も褒める。

 

ワークシートを作成するならこんな感じですかね。

メンバー 練習前の記録 練習後の記録 成長度
チーム全体の成長度

 

これ、勉強でも使えそうだな?

まとめ

教育に応用すると?

①一人一人の努力値の合計点で競うチーム対抗戦を開くと、自主的に運動量を増やすことができる。

 

②人によって得意・不得意があるので、成長度の合計で競わせよう!

 

③テスト毎にグループを作成し、点数の伸び率の合計で競わせるなどすれば、勉強に応用する事もできるぞ!

一人だとなかなか努力するのは難しいですからねぇ(ついついサボっちゃう)。

チームで一緒に成長を目指す仕組みを作るのがよろしいかと。

 

って事で、メンバーの努力値の合計で競わせると自然と目標に向かって努力するようになるよ!って話でしたー。

 

 

あなたならこの知識をどのように活用しますか?下記のコメント欄から、あなたが考えた応用法を是非とも教えて下さい!

 

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