教師向け

「あなたは1日にスマートフォンをどれだけ利用していますか?」と聞いても正確なデータは得られない

先日、ある先生からアンケートに関する質問に答えたので、内容を記事にします。

A先生:「うちの学校ではスマホの使用時間を聞くアンケートを定期的に実施しているんですよ」

私:「まぁ、自然の流れですよね」

A先生:「ふと思ったんですけど、この類のアンケートってどれだけ正確なんですかね?」

私:「あー…あんまり意味ないですねぇ。というのも…」

この後私が話した内容をこれから書きます。

スマホの使用時間を尋ねるアンケートは正確じゃない

よく、「自己診断のアンケートってどうなのよ?」って議論がされていまして。

人は自分に甘かったり、厳しかったりするバイアスがあるもんですから、現実を反映していないのではないか、と。

そこでランカスター大学が、スマホの使用時間を尋ねるアンケートの結果と、iPhoneに搭載されているスクリーンタイムの時間と比べてみたところ、

  • アンケートの結果とスクリーンタイムの時間とでは大きなズレがあった!

具体的な数字を出しますと、

  • SNSの利用時間(相関係数0.15)
  • 通知の数(0.33)
  • 総使用時間(0.33)

相関がこの程度だと、アンケート(自己申告)を信じるのはちょっと避けたいなぁって印象ですね。

研究者いわく、

スマートフォンの利用に関する自己評価が、中毒などの判断または予測に役立つとは言えない。

(中略)

AppleやGoogleは、全てのユーザーに使用状況のデータを直接提供しているため、今は更に正確な使用状況がつかめるようになっている可能性はある。

まとめ

教育に応用すると?

①スマホの使用状況を聞くアンケートは意味がない。

 

②もし、正確なデータを取りたいのであれば、スクリーンタイムの時間を記入させるべし。日によってばらつくので、過去一週間の平均時間が望ましい。

 

③マークシート形式なら、6択で聞くと正確性が増す。

私が6択を推す理由は以下の記事で書いてますんで、よろしければあわせてご覧ください。

 

って事で、スマホの使用状況を聞くアンケートは意味ないかも!って話でしたー。

 

 

Twitterではブログに書かない役立つ知識を沢山つぶやいています

David A.Ellis,Brittany I.Davidson,Heather Shaw and Kristoffer Geyer(2019).Do smartphone usage scales predict behavior?

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